ハリー・ウィンストン
ハリー・ウィンストン(Harry Winston)はアメリカの宝飾デザイナー、宝石商、またそのブランドです。父親のヤコブ・ウィンストンも宝石商でもあります。ウィンストン家は3代続いた宝石商で、ハリー・ウィンストンはその2代目。彼が現在のハリー・ウィンストン社の基本をかたちにしたといえます。
リー・ウィンストン氏は宝石に携わり始めた1920年代、ヨーロッパは産業革命で時代が大きく変動し始めていました。市民階級や産業ブルジョアジーの台頭にともなって王室や貴族階級は急速に没落し、生活に窮した彼らは、先祖伝来のおびただしい宝石類を手放して換金しました。ハリー・ウィンストンは、市場にあふれたこれらの高価な宝石を、新興産業の富豪たちに売り込みました。つまり、時代の変わり目を的確に読みながら巧みに泳いでいった一人のビジネスマンがハリーだったのです。
ハリー・ウィンストンのジュエリーは、素材の品質が特長です。小さな石を集めたデザインよりも1つの大きな石の魅力を存分に見せるデザインと作りを選ぶことに、このブランドでジュエリーを購入することの価値が生まれます。地金部分が極力見えず、中央に大きな石を留め、両サイドにバケットを入れる「ハリー・ウィンストン・スタンダード」が代表的なデザイン。また、宝石と宝石を細いプラチナのワイヤーでつないだ「ウィンストン・スタイル」というワイヤー・セッティング法も独自の技法です。このセッティング法を通じて、ハリーは宝石を留める金属部分を極力見せず、宝石だけがちりばめられているかに見える画期的なネックレスを生み出しました。
このハリー・ウィンストンの店舗では、ドアマンのエスコートにより店内へ入ります。店内へ入ったらまず、レセプションで受付を済ませることがルールです。レセプショニストに、探しているものや見たいものをリクエストすると担当者が店内を案内するシステムで、「究極の宝石店」といわれるだけあり敷居はかなり高いのですが、本当に良い品質の宝石を探しているのなら是非、訪問してみるべき宝石ブランドと言えます。
ミキモト | 婚約指輪を選ぶ前に